雑感

今年に入ってからの演奏会は実にバラエティ豊かでどれも楽しく、やりがいのある本番でした。


NEWSにアップしませんでしたが去る4月16日のお寺での演奏会、これはハープの堀米綾さんと一緒に、盟友で作曲家の二宮玲子さんによる「天女の四季より〜昴天女」ほかを演奏。

私たちはプログラムの最初の出演でしたが、そのあとの「タゴールソング」や「バラタナティヤム(インド舞踊)レクチャー」の素晴らしかったこと!

お釈迦さまの誕生日である「花まつり」にふさわしい演目、良いイベントでした。


ところで...

最近、生徒さんが増えました。


私はずっと演奏活動がメインだったのであまり積極的に生徒さんを募集していなくて、コロナ禍以前は数人しかいませんでした。

でもまぁそれはそれで生徒さんと二人三脚で「音作り」「楽しい演奏」に向けて比較的ゆっくりとレッスンしてきました。


ずっと試行錯誤して取得してきた自分なりの方法論...つまりレッスンプロがちゃんと習得してるであろうセオリーをいわば無視(無知ゆえ)した手探りのレッスン方法でこれまでやってきましたが、最近になっていろんな生徒さんを見るようになり...思うことが

「変わらない」

あぁやはり自分はレッスンに関しても不器用なんだなぁということ。


もっとスルッとできればたくさんの生徒さんを教えられるのかもしれませんが、自分でも疑問を感じると「いや待て待て、そのやり方やめましょう」なんて生徒さんを巻き込んだ試行錯誤を繰り返す。


「先生はしつこい」「なんでこんなことを繰り返しやらせるんだ?」などと疑問を感じても不思議ではない教え方なのに、みなさんとても真面目にちゃんとついてきてくださるのが不思議であり...いや〜ありがたいです。


そしてさらに私自身もずっと気がつかなかったようなことを気づかせてもらっています。

思いもよらない質問や、アドヴァイスしたことが裏目に出たような時の転換など。


そんな時、もう先生は必死で頭を働かせ、深く自問し、自分でも試してさらに「こうやってみてください」などと生徒さんに試してもらうのです。


「先生ありがとうございます」

なんて言われると

「いやいやありがとうございますはこちらのセリフです」

と言いたくなりますね。


レッスンって本当に面白いと思っている昨今です。

Kazuko Nakase Flute Studio

中瀬香寿子フルート教室

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